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朝日米
朝日米は岡山を代表するお米で、「朝日米と言えば岡山」と言われるほど有名です。
由来
西日本では、「神力」というお米が広く作られていましたが、大正14年に米の小売りが重量性に変わったことで「京都旭」が広く作付けされるようになりました。
朝日米は、明治41年に山本新次郎氏が「日ノ出」を栽培していた中に、二穂の変わった品種を発見し、日ノ出にちなんで「朝日」と命名しました。朝日米は、西日本の良質米の代表品種である「京都旭」から生まれた晩生種として高い評価を得ています。
岡山県の誇れる品種
食糧庁が11年産米で発表した銘柄区分では、コシヒカリ以外では岡山県産朝日米だけが唯一1類品種になりました。銘柄区分は市場評価に基づいて食糧庁が決めるものなので、岡山県産朝日米は良食味米と言えます。
また、平成11年に秋田県大潟村で開かれた「第1回おいしい米づくり日本一大会」で、無農薬部門では「岡山県産朝日米」、減農薬部門では「山形県産コシヒカリ」が優勝しています。
この大会は、収穫した新米の研ぐ回数や蒸らし時間などを統一し、5人の料理評論家が数回噛んで味や香り、粘り等を審査するものです。
食味の特徴
朝日米は適度な粘りとしっかりとしたコシが特徴で、深い味わいを持っています。
コシヒカリのようなモチモチとした食感ではないので、また少し違った美味しさを感じていただけます。
また、炊きたてが美味しいのはもちろんのこと、冷めても美味しく食べられるので、お寿司との相性が特に抜群です。「すべてのお米の中でも3指に入る美味しさ」と言われることもあり、すし職人や高級料亭の料理人など、様々な料理のプロから支持されます。
ヒノヒカリ
由来
ヒノヒカリは、1979年に宮崎県総合農業試験場で「コシヒカリ」と「黄金晴」を交配して開発・育成されました。
九州地方をあらわす「日」とお米の光る様子から「ヒカリ」を合わせて「ヒノヒカリ」と名付けられました。
九州地方ではコシヒカリよりもポピュラーな品種で、宮崎県を中心に九州地方で広く栽培されています。
食味の特徴
ヒノヒカリは、粒はさほど大きくありませんが、粒に厚みがあり、丸みをもっています。
味、粘り、香りのバランスがよく、ふんわりとした食感の美味しいお米です。
コシヒカリほど味の主張が強すぎないので、どんなおかずとも相性が良いお米です。
また、コシヒカリに似た食味を持っているにもかかわらずコシヒカリよりも低価格のため、味にこだわりつつ価格も抑えたい外食業界からの高い人気を得ています。
きぬむすめ
由来
きぬむすめは、「祭り晴」で問題視された食味を改善するために、1992年に優れた食味を持つ「キヌヒカリ」と交配して開発・育成されました。
「キヌヒカリ」の後代から生まれた優良品種になるようにとの願いを込め、「キヌヒカリの娘」という意味で2005年に「きぬむすめ」と名付けられました。きぬむすめは、「キヌヒカリ」のような優良な食味と「祭り晴」のような安定した栽培性を受け継いだ優良な品種です。
食味の特徴
きぬむすめは白くてキレイなツヤを持つお米で、強い粘りが特徴です。また、ふっくらと柔らかな食味の美味しいお米です。強い粘りと旨味を持っているので、カレーなどにはあまり向きません。
冷めても美味しいので、お弁当やおにぎりなどに向きます。
にこまる
由来
九州を代表するヒノヒカリが地球温暖化の影響で品質を保てない年が出てきたので、温暖化の中でも安定した品質と収穫量を保つために、平成8年に「きぬむすめ」と「北陸174号」を交配して開発・育成されました。ニコニコと笑顔がこぼれる程の美味しさで、丸々とした粒の張りの良さを表現して「にこまる」と名付けられました。
まだまだ新しい品種なのであまり知られていませんが、米の食味ランキングでは、最高ランクの「特A評価」を受けている産地もあります。
にこまるはヒノヒカリの美味しさを継いだ、より美味しい品種と言えるかもしれません。
食味の特徴
にこまるは、由来の通り粒ぞろいが良く、一つひとつの粒が丸々と大きく、しっかりとしています。
白くてツヤのあるお米で、強い粘りとモチモチとした食感があります。また、炊きあがりはふっくらとツヤがあるので、噛み応えがあり食感の良いお米です。
おかずなしでも食べたくなるほど美味しいお米なので、今までとは少し違ったお米を食べたい方には是非とも一度は召し上がっていただきたいです。
お米の保存方法
お米を美味しく保管するためには3つの大切なことがあります。
・風通しの良い場所
・涼しい場所
・暗い場所
お米を保存する時は、玄米であれば上記の3つの条件がそろっている場所で保存してもらえれば、お米の劣化を防ぎ、美味しい状態を長持ちさせることができます。白米であれば、上記3つの条件と合わせてジップロックなどの袋に入れ、数か所針で穴を開けて保存してください。条件を満たすおすすめの場所は「冷蔵庫」です。
美味しいお米を手軽に保存したい方は、冷蔵庫に入れて保存する様にしてください。